Vol.82
2014年1月28日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員50人 賛助会員募集中
2014年午(ウマ)の年は、何やら騒々しい年になりそうです。「騒ぐ」という文字をよく見るとしっかり[馬]が入っていますから当然かもしれません。都知事さんが呆れるばかりの事件で降板、いまや知事選真っ最中です。脱原発か再稼働か、福祉か経済か・・・、自然との調和や人々の支え合いをミッションと考えるさんさんくらぶも無関心ではいられません。皆さんはいかがお考えですか。
午の年とはいうものの「さんさんくらぶ」は、これまでの走り方をいろいろ見直して行く必要がありそうです。ご報告しなくてはならないのは、今年(2014年度)は、夏のキャンプのゆめ基金助成申請を諦めました。子どもたちが大きくなって集まりが悪くなり、従来型の集団キャンプは難しいと理事会が判断したのです。とは言え「夕やけキャンプ」を楽しみにしていてくれる子どもたちもいるのは確かですので、別のかたちで「倉さんのファミリーキャンプ」などを考えてみたいと思います。ご意見、アイデアをお寄せ下さい。
昨年、大いに気を吐いた「みんなでオペラ」の方は、さらなる前進を目ざそうと思います。福田美樹子さんを中心に、一緒に歌う「さんさん歌劇団」のメンバーを増やし、新しい演目に挑戦する歌劇ならぬ過激な展開を考えています。本番は10月13日(体育の日)に決まっています。みなさんどうかご参加ください。聴くばかりでなく歌う・演じる方にも回ってみてください。
2013年は新しい試みとして「親子なかよし読み聞かせカフェ」を町田市レク連盟から請け負い、多摩、八王子、稲城の3か所で絵本の集いを開いて、たくさんの子どもたちといい時間を持つことができました(報告記事参照)。これは今年も続けて行きたいと思います。やってみたい会員はご連絡ください。近所の子どもたちと一緒にどうですか。
さんさんの原点は里山の自然とのふれあいでした。今年はその原点に戻って、しばらくご無沙汰の里山探訪を再開したいと思います。田んぼづくり・畑づくりのプログラムもメンバーを増やして続けたいと思っています。3月には小野路の宿(シュク)に出来た「里山交流館」を訪ねる予定です。春いっぱいの小野路の里をみんなで歩き回りましょう。
また、地域のボランティア活動に力を入れたいと思います。会員の皆さんが持っている能力やパワーを生かして、高齢者や障害者の福祉活動やまちづくりの支援に取り組みましょう。どんな課題があるか、どんな活動が可能か、皆さんの提案をお待ちしています。
合歓の里で落ち葉や枯れ木を集めて大きな焚火をします。正月飾りを集めて焼いたり、餅やお芋も焼きましょう。 もう1つの課題は合歓の里のシンボルになるようなトーテムポールをみんなのアイデアを集めて作ります。子どもも大人も誘い合わせて来てください。
【開催日】2月8日(土)
【集 合】午前10時 一本杉公園事務所前広場
【解 散】午後4時頃 同広場 【持ち物】お弁当(お餅や焼き芋はあります、おかずを中心に)・水筒・おしぼり・おやつ・シート・帽子・着替え
タオル・軍手・ビニール袋(汚れもの等を入れる)※汚れていい服装で。足回りも長靴等しっかりしたものを。 【参加費】無料(子どもゆめ基金助成事業)
【申込み】〆切:2月6日(木) anne.721@aa.cyberhome.ne.jp(田島までご連絡ください)
お若い方々はご存じないでしょうが、昔は教育勅語というのがあって、当時の子どもたちが怪我なんかすると【身体髪膚(シンタイハップ)これを父母に受くあえて毀傷(キショウ)せざるは孝の始めなり】という呪文のような説教をされたものです。「人の身体はすべて父母から恵まれたものだから、傷つけないようにするのが孝行の始め」ということです。これは、2千5百年前の孔子達がまとめた儒教の「孝」(親孝行)の考えです。「子が怪我したら親は悲しむから気をつけろ」というのが一般的な理解でしょう。
ところが「(我が)身は親の遺体(なきがら)」という見方があるのです。そこまで言われるとちょっと引きますね。この遺体の「遺」は遺伝子の「遺」らしいです(古代人は遺伝子のような存在を直感的に知っていた)。そこで「身体髪膚・・・」の意訳は「我々の身体は親から引き継いだDNAの運び屋さんだから大切にしようね」、さらに「身は親の遺体」の意訳は「身体は生殖細胞のキャリア」となるわけです。
生命体の基本戦略は「利己的に自分と同じものを複製して増える」です。だから、鮭など産卵したら即、死にます。でも、ヒトは老化して長生きするので、先祖→親→自分→子→子孫と続く遺伝子継続の営みを続け、自分たちの遺伝子の繁栄を願う「孝」という概念を発明しました。これがヒトと鮭との違いです。ここから祖先崇拝の儀式も始まりました。
孔子様と同時期に印度で活躍した仏陀は、バラモン教との対抗上、墓とか来世を否定しました。でも、中国で儒教等の語彙を使って翻訳され仏教には、先祖崇拝がプログラムされてしまいました。 これが現在の葬式仏教の起源というわけです。
大昔、保育科の学生だった頃、「絵本は、お母さんの膝の上で、お母さんの声で読んでもらうものよ」と教わりました。「絵本は心の栄養、子どもにとって食べ物と同じ」とも...
“読み聞かせカフェ”は、そんな優しさを沢山のお母さんと、子ども達と、私達とで共有したステキな出会いの場所となりました。
1回目は多摩センターココリア内の森のカフェにて、ハロウィンのお祭りの只中、通りかかった親子を呼び込んでの会でした。小さい子が多かったので、手あそびや短い絵本が中心、五太子さんの優しい語りが場をふんわり包み込みました。
2回目は堀之内のマンションの集会所、チラシを見て集まってくださった23組の親子のうちなんと三分の一が赤ちゃん!絵本を夢中で見てくれるお兄ちゃん、お姉ちゃんのまわりをヨチヨチハイハイして何とも和やかな温かい会にしてくれました。
3回目はお正月明けに若葉台の集会所にて、福田さん、土橋さんによる読み聞かせカフェにも30名以上の親子が集まり、賑やかで楽しい会となったそうです。長いお話(注文の多い料理店)や紙芝居もよく聞いてくれ、また読み聞かせの後には画用紙と色鉛筆で思い思いにお絵描きを楽しみました。柵木さんによる≪絵本の作り方≫の講習会もあり、未来の絵本作家が誕生するかも?!
「今度はいつ?」「またぜひやってくださいね」の声も多数いただきました。皆さんありがとうございました!!まだまだ寒い日が続きます。たまには暖かいお部屋でこたつにおみかん、親子でほっこり絵本タイム...なんていいですね^^
※NPO会員様:封筒の宛先ラベルの氏名のあとに(NPO)と記載がある方
2013年度分のNPOさんさんくらぶ年会費(3,000円)を未納の方は、郵貯ATMより下記の口座にお振り替え下さい。パルル間の送金は手数料無料です。
記号 10120
番号 82683701
名義 さんさんくらぶ
本年もどうぞよろしくお願いいたします。