Nature ナチュール NPOさんさんくらぶ事務局便り

Vol.117
2025年2月17日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員38人 賛助会員募集中

合歓の里 バードウォッチング報告

合歓の里上空をオオタカが飛んでいる!《子どもゆめ基金助成事業》

2024年の秋から、さんさんくらぶの活動に関わらせていただいています、東京都立大学・学部2年の濱口直翔(なおと)と申します。昆虫の研究をしていて、特に水生昆虫が得意です。 1月19日(日)、一本杉公園に集合、日差しも弱く寒空の下での集まりで、3家族9人、講師は自然保護活動に造詣の深い下重喜代先生です。おひげの先生の先導で出発し、枝葉を眺めながら歩いているとヤマガラの群れに会うことができました。よく見る種類ではありますが、子どもたちの双眼鏡を覗く新鮮な反応もあって、いつもより暖かい鳥に見えました。私も皆さんの昆虫類の疑問についてお答えしつつそこから池でカルガモとマガモを見てヒヨドリの甲高い鳴き声を聞くなどして、森の道を抜けて、いつの間にか合歓の里に到着していました。里に到着するなり上空でオオタカを見ることができたことがとても印象深かったです。その後、畦道にブルーシートを敷いて、みんなで下重先生の自然の変化のお話を聞きました。特に目をつぶって聴覚だけで自然を感じる体験は、いつもより心地よく小鳥のさえずりが耳に入ってきました。田んぼの上で小枝をかき集めて燃やすと、炎とともに灰が宙を舞っていました。そのうちアルミホイルに包んで火に投げ込んだお芋が焼き上がって、お弁当と一緒に美味しく食べました。春はもうすぐですね。

(濱口 直翔)


さんさん餅つき報告 2025年2月1日(土)於 多摩市鶴牧西公園

ぺったん、ぺったん、ぺったんこ。公園の広場に響きます。みんなの田んぼで育てたお米で今日は楽しいお餅つき。

さあさあ、せいろの中に餅米入れて、大きな釜に3段重ねてガスで蒸かします。米が柔らかくなったら大きな臼に移し入れ、熱いうちに杵でしっかりこね回します。米粒がほぼ消えてきたら、力自慢の出番です。杵を高く上げて餅つきです。杵をつく人と臼の餅を返す人、「はい、それ、よいしょ、いい調子」。ぴったり呼吸を合わせます。ぺったん、ぺったん、ぺったんこ…見る見るうちにつきあがりました。つきたてのお餅をお母さんや子どもたちがちぎってちぎってお餅に仕立てます。きな粉餅、あんこ餅、のりを巻いたあべかわ餅の出来上がり。子どもたちができたてのお餅をお盆に入れて、「いかがですかあ」と配ります。みんなで楽しくおしゃべりしながら食べました。お腹いっぱい、残ったお土産分もみんなで分けました。(今回来られなかったメンバー用の切り餅も作ってあります。)

今年の餅つきは2月1日の旧正月、多摩市鶴牧西公園で行いました。10家族とさんさんスタッフ、合計40人ほどの参加者がありました。今年も豊作を願い、田を起し、田植えをして立派な稲を育てましょう。身近な自然に楽しみ、自然の恵みをいただいて健やかに元気に過ごしましょう。笑顔がはじける、さんさんくらぶを続けましょう。

(さんさん幼児園3期卒園生の父 中村 幸雄)


さんさんフェス2025お知らせ

音楽で国と国をつなごう~6月に国際版音楽フェス~

昨年11月のさんさんフェスで中国琵琶のすばらしい演奏を聴かせてくださった王暁東(わん・しゃおとん)さんから新たな提案がありました。王さんのお世話で6月にシンガポールから中国琵琶を弾く親子30人ほどのグループが日本にやってくる、その面々とわれわれさんさんフェスのメンバーとの交流音楽会ができないだろうか、できれば例の交流ホールで、というのです。

これはまた、願ってもない面白い試み、さっそく、さんさん幹事会で相談、会場を当たってみると、王さん希望の日程で交流ホールが取れるというので決断しました。 今年の本来のフェスの日程は12月7日(日)で決めてありますが、半年前の6月にフェス第1弾を行い、12月に第2弾という二部構成で取り組むことしました。皆さんいまからご予定ください。

内容はこれから詰めていきますが、シンガポールの子どもたちは15人ほどで、みんな琵琶を弾くそうです。親御さんの中にも演奏家がおり、さらに芸大で教えていられる王さんの学生たちの中から薩摩琵琶や三味線の弾き手も参加するとのこと。

こちらも常連組はもちろん、新たなメンバーも加えて、アジアをつなぐユニークな音楽交流会を開きたいと考えています。
ご意見、アイデアをお寄せください。詳しいことはチラシをご覧ください。

(おひげ)

さんさんフェス2025日程

第1弾 国際交流編

日時:2025年6月11日(水)18時~20時
会場:南大沢文化会館・交流ホール

第2弾 地域交流編(仮)

開催日:2025年12月7日(日)
会場:同上
※時間等詳細は決まり次第お知らせいたします。
どうぞお楽しみに!


チェロと一緒に読み聞かせ

子どもたちの笑顔に支えられて、なんとかかんとか5年目に突入しようとしている「チェロと一緒に読み聞かせ」です。今年度も、子育てセンター、児童館に加えて、ココリアの丸善さんでも読み聞かせをさせていただきました。

さんさん音楽会では、チェロの志村くんはじめ、事務局の田島さん、ペープサート作成の柵木さんも入って、堂々の合奏まで披露いたしました!パチパチパチ!当日しくじっても、「私達、天才!」「カンペキ!」と、自画自賛しながら前向きに乗り切るのが、長続きのコツ?褒められて伸びるタイプです。いつも温かい応援、本当にありがとうございます。

これからも、絵本やお話の世界を、お届けできればと思っています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

(三浦 実香)


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