Nature ナチュール NPOさんさんくらぶ事務局便り

Vol.55
2010年1月16日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員62人 賛助会員募集中

寅

謹賀新年

本年もどうぞよろしくお願いいたします
NPOさんさんくらぶスタッフ一同

自然学校12月例会報告

里山焼きやき大会&クリスマス会! 2009年12月20日(日)

焚火の準備もお手のもの!焚火の準備もお手のもの!

この日は、数日前から急激に冷え込んできた空気の上に透んだ青空が広がり、絶好のお山日和。合歓の里へ到着早々「ばばばあちゃんの焼き芋大会」の読み聞かせを母二人が熱演、焼き芋気分が盛り上がる。

山に入り大きい子は大きい焚き木、小さい子は小さい焚き木を拾い集め、あっという間に巨大な焚き火が出来上がる。芋は朴の葉、アルミホイルの順にふんわりと空気の層を作るように包むのがコツだそうだが、なかなか難しかった。一人一本の貴重な芋は、心配する母達の気持ちをよそに燃えさかる炎にどんどん放り込まれた。結果は極上のものから消し炭の様なものまで様々だったが、なんだかんだでうまく行き渡っていたようだ。

金時芋美味しそうに焼けました^^金時芋美味しそうに焼けました^^

お次は本日のメイン料理「カートンドッグ」。ソーセージをはさんだパンをホイルで包み、牛乳パックに挿入して地面に立てる。火を点けてメラメラと燃え尽きるのを待ちホイルを取れば、中からはホッカホカのホットドッグ。皆ケチャップをつけるのも忘れてかぶりついた。

お楽しみ!プレゼント交換会お楽しみ!プレゼント交換会

お腹が膨れたら次の会場、小野路公民館へ。サンタも登場してクリスマス会が始まった。「5分で班の出し物を考えて発表」という難題を出されるも、「しりとり」「なぞなぞ」「マジカルバナナ」等、年長者が低学年の子を上手にリードしてまとめあげた。 大人の出し物の青汁を飲んだ人を当てる「本物は誰だ!」ゲームは大好評。急遽子供達もやることになり、大人も舌を巻く演技力を見せ付けた。待ちに待ったプレゼント交換でひとしきり大騒ぎの後は、おひげのリードで「アブラハムには7人の子」を踊り、「きよしこの夜」を合唱。ちょっとだけさんさんのクリスマス会を思い出した締めくくりであった。

(高橋 実紀)

おひげの草紙

トライ年の初夢・・・一富士二鷹三さんさん

2010年という節目の寅年がスタートした。新政権はもたつきながらも、これまでとは違う政治のスタイルを少しずつ産み出して来ている(あの「事業仕分け」というのはバツグンに面白かった!)。相変わらず景気は上向かず(わが短大生の就職戦線は最悪)、交通事故死は5千人を切っても自殺者は3万人を維持という暗い風潮は当分続くのかも知れないが、なればこそお互い助け合って楽しくやろうよ、という新たな連帯の思想(つまりはNPOの精神)が力を得なくてはなるまい。

さんさんくらぶも結成8年目に入った。試行錯誤でいろいろアタックしてフィールドを広げてきた。里山自然学校、音楽活動、田んぼファミリーが今のところ3本柱となっている。今年はこの3部門が「事業部」となって、それぞれのリーダーとメンバーで新機軸を打ち出してもらえるといいと思う。いささか疲れてきたおひげ自身も、まだ夢を捨てたわけではなく、もう1本新しい柱を加えて、老若男女誰もが気軽に集える「コミュニティ・カフェ」を立ち上げられないものかと夢想している。これこそ2010年代の地域気楽暮らしの拠点となるものだと思うが、どなたか一緒に取り組みませんか。

おひげ

リレーコラム・会員徒然草

加藤(杏)母です。私は2年ほど前から歯列の矯正をしています。もともとあごが小さいのに歯が大きいので、上はドラキュラのような八重歯と下はねじれてはえてしまった歯で、かみ合わせも悪くて虫歯にもなりやすい状態でした。

かかりつけの歯医者さんに「このままだと早くに自分の歯を失うよ。」といわれて決心。まずは上下あわせて4本も抜歯(さすがに2回に分けて抜いてもらいました)。あとは歯の表面に金具をつけてワイヤーを通して固定。はじめてつけたときは歯が浮くようなのを越えた激痛で2?3日はやわらかい大根ぐらいのものを食べるのがやっとで、1 週間位でやっと普通に食べられるようになりました。でも毎月ワイヤーを新しく付け替えるたびに痛さも繰り返し、歯の移動でワイヤーが奥歯の金具から出てきて口の中に当たって口内炎になるし、歯磨きも大変でしばらくはストレスになっていました。

そんな繰り返しでいつの間にか自分でもびっくりするぐらい歯が大移動していて、今ではどこの間の歯を抜いたのかまったく分からないほど隙間なく揃いました。この歳になってもこんなに歯が動くなんて人間って不思議だなーと思います。

ただ心配な事が1つ、それは娘のあごのラインが私に似てしまっているので将来は同じ道をたどりそうな予感が・・・・。次はご近所つながりで小田切さん、よろしくお願いします。

(岡崎母)

倉さんの多摩手箱 万機遊論に決すべし

?年末年始のスポーツイベントから「さんさん」の課題へ?

師走25日、早大VS帝京大(秩父宮ラグビー場)。帝京は強引に前に進みつつ、しかし,迂闊にボールより前には出ない(オフサイドに居ない)という高い「ゲーム理解度」で早大にプレッシャーを与え続けました。

早大は律儀に(徒に)バックスが横にボールを廻すのみで前には進めませんでした。

帝京・岩出監督の米国フットボールの分業システム(ラグビー戦術別コーチ、フィジカルコーチ、アスレティックトレーナー、コンディショニング担当)による「部門別話し合い」に軍配が上がった感じです。

早大は練習計画までも学生に任せたようです。でも【遊びの精神】に基づき、「自分の能力を最大に発揮する努力について意見をいい合いながら、自分達の生き方を自分達で決め、それを大人が観察可能にしておく」には、価値観の多様性が前提です。総合大学のメリットを生かした「自由さ=強さ」を議論させるには、部員の学部と、出身高校が偏りすぎでした。

正月3日の箱根駅伝、早大渡辺監督は「高校時代に実績があるうちの選手はハングリー精神がない」と兵を語りました。しかし,この敗将は自著(2008『自ら育つ力』)で「お互いを切磋琢磨できる」、「実力のある先輩やキャプテン、ハングリー精神のある叩き上げ選手などの」(多様な)「個性がチームワークの底上げを図る」「目標に到達できる集団」について論じています。

(日比谷帝劇前の農大応援団の大根踊りを見物し、祝祭的な馬鹿騒ぎのエネルギーに感服いたしました。
農大応援団にさえ、アフリカ出身学生がいたそうです。国内スポーツ選手の多民族化は応援団や駅伝という日本ローカル文化のグローバル化に必要です。アフリカでエキデンレースが開催され、大根を持った人が応援する情景をご想像ください)

さて、そこから得られる「さんさん」への教訓です。さんさんでは【遊びの精神】に基づき、自分の能力を最大に発揮する努力について、みんなで多様な意見をいい合いながら、自分達の生き方を自分達で決める!となります。(でも、条件:活動をあらゆる大人が手分けして参与的に観察可能にしておくこと)それには、会議です。早い話が大昔のマニフェスト「広く会議をおこし、バンキコウロン(万機公論)に決すべし」です。『広くさんさん子ども会議をおこし、万機遊論に決すべし』が今年の課題になると思います。

倉品

事務インフォメーション

里山自然学校2月合宿情報

2月の合宿の日程が決まりました。

開催日 2月10日(水)〜11日(木) ※水曜日の授業終了後集合です。
宿泊先 高尾の森わくわくビレッジ http://www.wakuwaku-village.com/
住所 八王子市川町55
電話 042-652-0911
交通 高尾駅からバス15分
プログラム 考案中

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