Vol.91
2016年8月12日
発行:NPOさんさんくらぶ事務局
会員数:正会員42人 賛助会員募集中
毎年取り組んできた「さんさんファミリー・コンサート」は今年で記念すべき10回目を迎え、10月2日(日)に南大沢文化会館でオペラ「皇帝とウグイス」を上演します。この曲はロシア生まれの作曲家ストラヴィンスキーが、アンデルセンの童話をもとに創作した作品で中国の皇帝とウグイス(ヨーロッパではナイチンゲールと呼ばれている夜鳴きウグイス)の心の交流を描いています。
聴かせどころはウグイスに扮する福田美樹子さんのコロラトゥーラ・ソプラノの超絶技巧です。そしておなじみの根岸一郎さん(テノール)と和田ひできさん(バリトン)がストリーを支えます。また、さんさん卒園生で東京バレエ団の男性舞踏手になった竹本悠一郎君のダイナミックな踊りが舞台を盛り上げてくれます。そしてさんさん歌劇団や応援のグループがオリジナル脚本の楽しい音楽劇を展開します。
出演者グループは猛暑にもめげずに練習に余念がありません。どんな舞台が出来上がるか楽しみです。皆さんぜひ今から予定に入れて、ご家族、お友達と連れ立っておいで下さい。お待ちしています。
(会員の皆さんには、ご案内を別紙で入れてあります。よろしくお願いいたします)。
はじめまして。さんさん幼児園19期卒業生の竹本悠一郎です。10歳からクラシックバレエを始め、今は、チャイコフスキー記念東京バレエ団というところに所属しています。今回10月のオペラ「皇帝とウグイス」に出演させていただくことになりました。よろしくお願いいたします!
今バレエ団では、夏休みと言うこともあり、子ども向けに新しく演出されたバレエ「ドン・キホーテの夢」という作品の全国ツアー中です。これは、元々ある古典作品の「ドン・キホーテ」というバレエを、ナレーション付きでわかりやすく短くまとめたものです。7月後半から始まり、8月の後半まで全17公演行います。
この公演で、僕はキトリ(主役の女の子)のお父さんのロレンツォという役をやっています。普段踊ったりする役とはちがい、感情表現がメインの演技力が求められる役です。役柄上、子役として参加している現地のバレエ教室の子ども達をまとめなければならないのですが、それこそ小学生になるかならない位の子ども達なので、当時のさんさんの先生方を思い出しながら接しています。
これまでに、神奈川、埼玉、富山、滋賀、大阪、名古屋、三重、静岡とまわり、これからツアー後半戦に入ります。東京公演もあるのでぜひ劇場に足をお運びください。
その昔、さんさん幼児園に中村紘子という園児がいました。とても元気で、虫でも蛇でもカエルでも、自然の中に棲んでいる生き物はみんなお友達という自然児でした。
「大きくなったらさんさんの先生になる」と言っていましたが、1991年に卒園して14年後、さんさんにやって来てほんとに保育者になってしまいました。
その後結婚して上田紘子になり、さんさんが終わるまで、どろんこ大好きな楽しい先生として、後輩たちを育ててくれました。
ひろこ先生には夢がありました。将来はどこかの農村に移住して、大自然の中で農業をやりながら子育てをしたいという夢です。
連れ合いの上田洋平君と作戦を練り、信州は上田市の西郊にある青木村への移住を果たしました。しばらくは村営住宅に住み、洋平君が村の保育園に勤めていましたが、お金をため、土地を買って手づくりの家を建て、今年からとうとう専業農家として米作りや野菜作りを始めました。
子どもたちは4人、みんなたくましく、大自然の中でのびのび生きています。何しろ、電気は引かず、太陽光のパネルのみ。夜はランプの生活です。周りの山にはイノシシやクマまでいるというのです。
「上田農園」に行ってみませんか。真田丸で人気の上田駅から西へ、バスで30分ほどです。
青木村にはひなびた温泉が2か所あり、国宝の三重塔を持つお寺など文化財も豊富です。
合歓の里のさんさん田んぼは、ちょうど稲の花が開く頃です。その観察と夏の雑木林の生き物を探しに行きます。涼しくなる時間に出かけ、夕方は合歓の里で合歓の里の料理人・倉品先生特製のピザパイをいただきます。暗くなってからは灯りに集まる昆虫を観察しましょう。案内の講師は造園家でグリーンライブセンター講師の峰岸久雄さんです。
■8月21日(日)
一本杉公園駐車場に午後3時集合 解散は同公園午後8時
参加希望者はおひげまで連絡してください。くわしい参加案内を送ります。